2018年に惜しまれつつも解散したロック・バンド、ザ・ストライプス。
個人的には未来の音楽フェスのヘッドライナー候補であり、新世代のロックンロールの担い手だと勝手に思っていました…。
バンドには当人たちにしか分からない事情もあるので、彼らの下した決断は受け入れるしかないのですが、今後はそれぞれの道で頑張って欲しいものです。
この記事では、そんなザ・ストライプスの紹介とおすすめの作品について語っていきたいと思います。
ザ・ストライプス(The Strypes)について
ザ・ストライプスはアイルランド出身の4人組ロックバンドで、ボーカル、ギター、ベース、ドラムのオーソドックスな編成で、ストレートなロックンロールが持ち味です。
実は妻がストライプスが大好きで、前回来日の際に彼らを観に行ったそうなのですが、ライブだとかなり好き放題やります。
妻が言うには「リードギターのジョシュがかなり目立ちたがり屋で、ライブではアレンジしまくりなのだけれど、それをドラムとベースがしっかり支えて、そんな構図がまた良いんだよね!」とのことです。
実は日本公演のライブ盤もリリースしており、これを聴くと妻の言ってる意味がよく分ります。
スタジオアルバムを完全に再現することをポリシーとするバンドも中にはいますが、ライブでしか聴けない音も聴いてみたいと思うのもファンの心理。こういうスタイルには好感が持てます。
おすすめのアルバム:Spitting Image
今までは多少荒削りなところが持ち味でもありましたが、この作品は全体的に落ち着いて洗練されたロックになった印象を受けます。
そういう意味では今までのザ・ストライプスを期待していた人は少し驚くかもしれません。
オーソドックスなロックンロールといった彼らの持ち味は継承しながら、「大人なロック」の一面も見せるようになり、彼らの進化がうかがえる作品です。
おすすめの曲
①Behind Closed Doors
アルバムのオープニングタイトル。
挨拶代わりと言わんばかりに今回のアルバムをよく現した楽曲になっています。
PVもレトロなタッチでの映像で、曲の雰囲気をよく表現しております。
鏡をうまく使った映像で、これ撮るの大変だったでしょうね。。。
⑥Great Expectations
落ち着いた優しい雰囲気の楽曲。
こちらのPVもレトロなタッチで、夜寝る前に見たらいい感じに眠りにつけそうです。
途中のサックスがまた曲をよく引き立てています。
PVを見る限りドラムのエヴァンが吹いているんでしょうか。色々できますね。。。
⑦Garden Of Eden
彼らの新しい一面が見られるサイケデリックな曲。
こういう曲が1曲あると、アルバム全体のバラエティ感が増しますね。
シンセサイザーなどを取り入れたりと、新たな試みも見られます。
まとめ
ザ・ストライプスは合計で3枚のスタジオアルバムを世に出しておりますが、作品を出すたびに確実な成長を遂げていました。
このまま活動を続けていてくれたらと思うと妄想が膨らみ、2018年の解散発表は本当に残念な出来事でした。
ただ、彼らはまだ若く(デビューは小学校のクリスマスコンサート)、これからはそれぞれで音楽キャリアを歩んでいきます。
その中で、ザ・ストライプスを再結成するという選択肢もあり得るのではないかと、個人的には考えています。
いずれにしても、ザ・ストライプスのメンバーの音楽の旅路が今後も素晴らしいものとなるよう祈るばかりです。