ドリーム・シアターの「Images And Words」完全再現公演に行ってまいりました。
前日に楽しみ過ぎて眠れないほど待ちわびた記念公演。例のごとく当日会社には遅刻しかけました。。。
今回は当日の余韻に浸りつつも白熱のライブについて振り返りたいと思います!
もくじ
ライブ当日はトラブルに見舞われるジンクス
乗っけから個人的な話題ですが、ライブ当日になると必ずと言っていいほど仕事上のトラブルに見舞われるんですよね
ライブ自体には参加出来たものの、お目当の物販には間に合わず後回しに。因みに公演終了後にTシャツとフェイスタオルは購入出来ました。キーホルダーもあったそうですが、ちょうど私の目の前で売り切れ、無念
会場入り後はとりあえずビールと餃子ドッグを購入。餃子ドッグの予想以上のボリュームに驚きつつも会場に流れるBGMに耳を傾ける。メタリカやラッシュ、オジー・オズボーンなんかが流れておりました。
会場セットは非常にシンプル。モニターによる演出は一切無いようで、バックは照明のみ。過去の作品の再現というコンセプトを意識したのかもしれませんね。
ちょうど開演前というところでディオのホーリーダイバーが大音量で流れる(その後にもう1曲流れたのですが誰の曲か分からず。。。)
その後、会場が暗転。3時間にわたるショーが幕を開けました!
第一部 重厚感と儚さが同居するセットリスト
長い長いオープニングイントロのあと、それを切り裂くようにして、9thアルバム「Systematic Chaos」から「The Dark Eternal Night」のヘヴィで強烈なリフからライブはスタート!
「Systematic Chaos」はちょうど私が受験勉強に勤しんでいた頃に発表されたアルバムで、当時はよく聴いていたものです。曲自体はドリームシアターの中でも1、2を競うヘヴィな曲で、一発目のチョイスとしてはなかなかにインパクトのある曲を持ってきたと、乗っけから圧倒されました
MCを挟み、2曲目以降は「The Bigger Picture」「Hell’s Kitchen」を次々と披露。打って変わって儚げな感じの曲を立て続けに演奏し、オープニングからのギャップを華麗に演出します
その後は最新アルバム「The Astonishing」から「The Gift Of Music」「Our New World」に移行。アストニッシングツアーは日本を華麗にスルーされてしまったので、今回新曲が2曲聴けたのは良かったのです。映像作品は出ないのでしょうか。。。待ち遠しい限りです
そして次が今回一番の嬉しい演出。ジョン・マイアングのベースソロ!
あまり英語が得意ではないので、ラブリエのMCは正確に聞き取れてないのですが、マイアングがベースソロを担当するのは実に20年以上ぶりらしく、今回のツアーで遂にやる決断をしてくれたそうです 笑
演奏の方も実に彼らしいというか、テクニックを全面に出すのではなく、無骨ながら味があり、それでいて安定感抜群の最高にクールな演奏でした。
そして「As I Am」への移行が神がかってましたね。ベースソロからあの不気味なイントロにつなぎ、演出もドラムのバックから後光が差すようにライトアップ。さらに途中でMetallicaの「Enter Sandman」を曲間に織り交ぜておりました。ここだけの話、「Images And Words」よりも私にとってこれが一番テンションの上がる演出でした 笑
その後は「Breaking All Illusions」で第一部は終了。「Images And Words」が明るめの曲が多いことを意識してか、ヘヴィな曲やどこか儚げな感じの曲が中心だったかなあと感じました。
第二部 「Images And Words」完全再現
20分くらいのインターバルの後、ついに「Images And Words」の完全再現がスタート!
恐らく当時のラジオでのミュージックチャート?を模したイントロが会場に流れた後、「Pull Me Under」でスタート。当然の大合唱で、会場が一体になった後「Another Day」で少しブレイクダウン。「Another Day」は今ではほとんどライブでやってないんじゃないか思うんで、今回この曲を聴けたのはラッキーでしたね。
25周年を祝うラブリエのMCを挟み、「Take The Time」を全員で合唱。私にとって新しい発見でしたが、「Take The Time」ってライブで歌える曲なんですね 笑
その後「Surrounded」をラブリエが情緒たっぷりに歌い上げた後、みんな大好き「Metropolis」を披露。今回は途中にドラムソロを挟む演出。ただしドラムソロをやってる時のライトアップが眩しくて全然肉眼で見えず 笑 演奏自体はすごかったんですが、おしかったですね〜
「Under A Glass Moon」を挟み、またまたブレイクダウン。ラブリエも椅子に腰掛け、「ちょっと休ませてくれ」みたいなことをおっしゃっていました 笑
お次の曲は「Wait For Sleep」というところで、ジョーダン・ルーデスがピアノソロを披露。私も休憩のために一旦腰掛け、演奏に聴き入りました。今回のソロは「Wait For Sleep」を意識してか、ピアノ本来の音を大事にした感じで、目を閉じてゆっくり聴きたくなるような優しい演奏でした。
ソロの後の本編をラブリエがたっぶりと歌い上げたあと、最後の曲「Learning to Live」で大団円を迎え、第二部が終了しました
アンコール「A Change of Seasons」
アンコールはまさかの「A Change of Seasons」
まさかのと書きましたがこれはある程度予想出来ることだったかもしれないですね。チェンジオブザシーズンは3rdアルバム「Awake」の後に発表された曲で、元々は「Images And Words」に含まれる予定だったという逸話もございます。25年の時を経て、ライブという形でこれが実現されたといったところでしょうか。今回の来日記念盤も出てましたしね。
私はライブでは臨場感を大事にしたいので、ツアーのセットリストは一切見ないのですが、これには良い面も悪い面もあります。今回がいい例で、チェンジオブザシーズンが演奏されると知ってれば徹底的に予習したのに!と非常に悔いが残っております 泣
予習不足だったにせよ、演奏自体は流石の一言で、途中にお決まりのLTE(Liquid Tension Experiment)のフレーズも取り入れ、20分強の大曲で今回のライブは締めくくられました
最後に注文と今後の期待
さて、総評ということで、基本的に素晴らしいライブだったのですが、まずひとつ残念だったのが、ラブリエの高音が出なくなってしまっていたことですね。調子が悪かったのか、年齢のせいなのかは定かではありませんが、25年という時の流れを同時に感じさせられたような気がします
あとは、ライトアップの演出。2階席だったせいかもしれませんが、ドラムのバックライトが致命的に逆光すぎる。いくら神がかったドラミングでもそういう後光の差し方じゃないんですよ!DTファンは手元を見にきてますから!最低限見えるようにお願いします 切実
そんな注文はつけつつも、演奏自体は伝家の宝刀の圧倒的なテクニックを発揮し、それに裏打ちされた遊び心を取り入れる柔軟さも併せ持ち、「Images And Words」の25周年を祝うに相応しいライブでした
なお、これからアジア、オーストラリアを回りつつ、トルコ、イスラエルなんかも回るようです。世界中にファンのいるスーパーバンドなんだなあと、Tシャツのバックプリントのツアー日程を見て感慨深くなりました 笑
いずれにしてもなかなかハードなツアーが続くようなので、無事に回ってもらえるといいですね
そんなわけで、拙い感想でしたが、ここまで読んでくださりありがとうございました!
セットリスト
当日のセットリストでプレイリスト作成しました!これで余韻に浸りましょう