お金持ちになりたいザビ(@zabi_log z.a.bi)です。
最初から欲望丸出しで申し訳ございません。ですが、この欲望を満たす良書をついに発見しました。それが「マネーオブサイコロジー」です。
これまで「お金」をテーマにした本は多く目にしましたが、「心理学」の観点から解説された本は見かけませんでした。
だからこそ初めて得る学びが多く、めちゃくちゃ勉強になりました。
本記事では、そんな「サイコロジーオブマネー」をザビログ的に書評しましたので、ぜひご参考いただければと思います。
本書からの学び
まずは結論。本書の主張は「富を得たければ、知識だけではなく人がお金に抱く固定概念や思い込み(マインドセット)を学ぼう」というものです。
富を得るには「お金の知識」も大事な要素です。
一方で、「お金の知識」だけでお金持ちになれるのであれば、誰もがお金持ちになっているのではないか?と、著者は疑問をなげかけています。
なぜ「お金の知識」だけでは富を得ることができないのか?それは、人間は頭で分かっていても、心理的な要因でおかしな行動に走ってしまうから。
現代の金融システムにおいて、富を得るための”最適”な方法は登場し始めています。
ただ、現代の金融システムは20〜50年の間にやっと形になってきた段階のため、誰もがまだ慣れていません。
結果、多くの人が自分独自の経験に基づいて、その時々に意味があると思われる判断をしているに過ぎないのです。
では、正しい判断をするにはどうすれば良いか?答えは「お金についてより良い判断をするための普遍的な教訓」を学ぶことです。
あらかじめ教訓を知っておくことで、欲望や思い込みに引っ張られそうになっても、正しい判断ができるようになります。
お金に対して正しい判断ができるようになれば、富を築くこともできるというのが、本書の主張です。
お金の普遍的な教訓3選
ここからは、本書で紹介されている「お金の普遍的な教訓」を3つに絞って解説します。
本書には投資に対する考え方や心構えなども紹介されていますが、本記事では割愛させていただきます。
気になった方は実際に「サイコロジーオブマネー」を手にとって見てください。
1.お金が人生にもたらす最大の価値は「自由」
突然ですが、人が幸せと感じられる一番の要因は何だと思いますか?
「お金」「家」「やりがいのある仕事」など、さまざまな答えがあるでしょう。
本書での答えは「自由」です。
ある研究によると、人間に幸福感をもたらす信頼性が高い要因は、「人生を自分でコントロールしている」という感覚があるかだそうです。
つまり、どんなに高い給料よりも、どんなに大きな家よりも、どんなにステータスのある仕事よりも、「好きなときに、好きな人と、好きなことができる」生活を送れるほうが、人に幸せをもたらします。
では、どうすればそんな生活を送れるか?
貯金があれば、病気で仕事を何日か休んでもお金の心配をしなくて済むし、失業しても、慌てて仕事を探す必要がありません。
もっと多くの貯金があれば、給料が安くても時間に融通のきく仕事を選べるし、自分の好きなタイミングで退職することもできます。
お金があれば、どんな高級品でも得られないような、人生を変えるほどの価値が手に入ります。
2.貯金は奪われた人生の買い戻し
富を築く過程において、貯金は必須です。
とは言っても、人はつい目の前の欲望に引っ張られてしまいます。
月末には貯金に回すお金が残らないなんてことも。
そんな時には「貯金は奪われた人生の買い戻し」と心に留めます。
ポイントは「目的のない貯金」に価値を見出すこと。
貯めるのに特別な理由は必要ありません。
目的のない貯金をすれば、選択肢と柔軟性が手に入り、自分の意思で人生を軌道修正できるようになるのです。
そんな時は、貯金をするたびに、誰かに所有されていた自分の未来を少しずつ奪い返していると考えましょう。
そうすれば、目的のない貯金にも価値を見出すことができるでしょう。
3.貯金=収入ーエゴ
ドキッとする計算式ですよね。
この計算式を頭に入れておけば、贅沢しそうになっても自らを戒めることができます。
貯金=収入からエゴを差し引いたもの。エゴとは、生きるために必要なものを十分に満たすレベルを超えた支出を指します。
一定の生活レベルが満たされたとき、それ以上に何かが欲しくなるのは見栄や他人との比較が原因です。
より多くのものや選択肢を手に入れるために、今買うものを抑えることで、富は生まれるのです。
ザビログ的感想
お金持ちになりたい。
私はずっとそう思ってきたし、今でもそう思います。そのために多くの本を読んできました。
投資や節約術など、さまざまなジャンルに手を出してきましたが、心理学的なアプローチで解説されたマネー本は本書が初めてです。
とくに腹落ちしたのが「お金の知識」だけではお金持ちになれないということ。
「お金の知識」×「人がお金に抱くバイアス」のかけ算で富を築けると、本書を読んで思い知りました。
だからこそ、お金持ちになりたいな本書からの学びは必須。
本記事では「サイコロジーオブマネー」の片鱗しかお見せできていないので、ぜひ実際に手にとって読んでいただくことをおすすめします。
ここまでご覧いただきありがとうございました。ザビ( @zabi_log z.a.bi )でした。