夜のキャンプ場は想像以上に真っ暗で、ランタンは必須のアイテム。
サイトを明るく照らす以外に、雰囲気を演出するのにも役立つキャンプギアです。
今回ご紹介するスノーピークのリトルランプノクターンは、キャンプサイトの雰囲気をバツグンに良くするおすすめのテーブルランタンです。
安心と信頼のスノーピークブランド。軽量&コンパクトで気軽に持ち出すことができ、取り扱い方も簡単。
この記事では、そんなスノーピークのリトルランプノクターンの使い方に加え、良いところ・イマイチなところも正直にレビューしているので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
スノーピーク リトルランプノクターンの概要
基本情報
サイズ | 42×40×105(h)mm |
重量 | 102g |
材質 | アルミニウム合金、ブラス、ゴム、ガラス、ステンレス鋼 |
燃焼時間 | GP-110G/S:15時間 GP-250G/S:35時間 GP-500G/S:71時間 |
特長 | 小さな炎が静寂の夜を情緒的に演出。ガス缶で得られる高効率実用リトルランプ |
付属品
- 専用ケース
- 説明書
燃料となるOD缶は別売りです。
ちなみにOD缶が大きいと本体とのバランスが欠けてしまうので、一番小さい110グラムがおすすめです。
専用ケースもなかなか良くて、外観にはスノーピークのロゴと表記があります。
内部にはクッション材も入っていて、本体がケースの中で動かないようしっかり守ってくれます。
使い方
点火方法
まずはOD缶に本体をセットします。キャップを閉める感じでOD缶を回していきましょう。
本体を回すと破損の恐れがあるので注意です。OD缶をセットする前にガスを調整するつまみが「−」にしっかり閉まっていることも確認しましょう。
次に点火です。ガス調整のつまみを「+」に回します。「シューッ」とガスが漏れる音がするので、着火口からライターやマッチで点火します。
SOTOのスライドガストーチではのようなターボライターでは火が届かず、火力も強すぎて危ないです。
マッチやライター、チャッカマンの使用をおすすめします。
火力調整
火力調整はガス調整のつまみではなく、ホヤの下部分にある火力調節ダイヤルを回して調整します。
好みの炎の大きさに調整しましょう。
消し方
ガス調整のつまみを「−」に回して元栓を閉めます。
消化直後は本体が熱くなっているので、しばらく時間を置いて冷めてからOD缶から取り外しましょう。
良いところ
サイトの雰囲気がバツグンに良くなる
炎のゆらめきを見ているとなぜこんなにも心が落ち着くのか。
一説には「1/fゆらぎ」という「規則性」と「不規則性」が調和したリズムが、炎のゆらめきにはあると言われています。
ノクターンはそんな炎のゆらめきを手軽に灯すことができます。
テーブルランプとしてちょうど良い明るさで、私にとってサイトの雰囲気作りには欠かせないキャンプギアです。
軽量&コンパクト
ノクターンは非常にコンパクトなサイズでとにかく軽い。
実際に重量を測るとこんな感じ。
公式では102gとなっていますが、実際に測ると100gを切る重さでした。
燃費が良い
公式では燃焼時間は以下の通り。
- GP-110G/S:15時間
- GP-250G/S:35時間
- GP-500G/S:71時間
一番小さい110gのOD缶で燃焼時間はなんと15時間。
体感では5泊くらいキャンプに行ってやっと110gが空になるくらい。
もちろん実際に使う時間によって結果は変わるとは思いますが、燃費はかなり良いです。
家でも楽しめる
注意点として、ノクターンなどのガスランタンは室内での利用は非推奨です。
一酸化炭素中毒の恐れがあり、テントも含めどうしても室内で利用したい場合はしっかり換気を行い、一般的な火気利用の注意も守りましょう。
家での楽しみ方として、ベランダなどの屋外で夜風にあたりながら炎のゆらめきを見つめるのがおすすめです。
自宅にいながら手軽にキャンプ気分を味わえますよ(^^)
イマイチなところ
あくまでテーブルランプまでの明るさ
用途がテーブルランプなので当たり前ではありますが、ノクターンはそこまで明るくないです。
キャンドルに火を灯しているのと同程度の明るさです。
あくまで雰囲気を演出するための灯りと認識しましょう。
OD缶のラベルがむき出しになる
ノクターンが自体が悪いわけではないですが、OD缶のラベルがむき出しだと少し情緒に欠けます。
そのため、私の場合はWild-1の実店舗で購入したOD缶用のカバーをつけています。
カバーはAmzonや楽天でもけっこう出回っているので、好みのカバーを探してみても良いですね。
不便を楽しむランタンである
世の中にはもっと手軽に扱えるランタンはたくさんあります。
着火はマッチやライターを別に用意しなければならないし、燃料も別売りです。
LEDなら充電してスイッチを押せば簡単に点灯します。
そういう楽なやり方は全然アリだし、私自身、そういうスタイルでもキャンプを楽しんでいます。
しかし、不便を楽しむのもキャンプの醍醐味のひとつ。
ちょっとした手間をかけて灯りを点けるとなんともいえない達成感が湧き上がってきます。
この感覚は実際にやってみないと掴みづらいので、ぜひ体験してもらいたいところ。
手間がかかるといっても、ちょっとステップが増えるだけ。
キャンプの不便をほどよく楽しむには、ノクターンはちょうど良いギアです。
参考:改造について
そのままの姿でも良い雰囲気を演出するノクターンですが、自分好みに外観をカスタムするキャンパーも世の中にいます。
例えばホヤの部分を変えてみたり、専用器具で二股・三股化し、シャンデリアのように改造するといった感じ。
しっかりとした構造のパーツが数多く流通していますが、正式にスノーピークが販売しているのものではないので、あくまで自己責任となります。
購入や使用の際は十分に注意してください。
ノクターンはこんな人におすすめ
- キャンプサイトの雰囲気を演出したい
- 手頃なテーブルランプが欲しい
- 炎のゆらめきを気軽にながめたい
- ちょっとしたキャンプの不便さを楽しみたい
ここまでご覧いただきありがとうございました。ザビ(@zabi_log)でした。