キャンプで温かい飲み物が飲みたい。
持ち運びのことを考えたら軽量・コンパクトなのはゆずれない。
そしてなにより見た目が大事!
そんなわがままな要望に答えてしまうのがスノーピークのチタンシングルマグです。
この記事では、見た目と実用性を両立したチタンシングルマグの魅力について解説します。
良いところも悪いところも包み隠さずお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
スノーピークチタンシングルマグのサイズ
スノーピークチタンシングルマグには3つのサイズがあります。
大きい順に450・300・220です。
サイズは用途と好みですが、初めて買うなら450がおすすめです。
450と300では1.5倍も差があり、大は小を兼ねるということで、容量面で一番後悔が少ないかと思います。
300・220はとにかく軽量・コンパクトにこだわりたい人向けです。
良いところ
カッコいい!
どんなにスペックが高くてもダサい道具を使うのはイヤじゃないですか?
アウトドア界でひときわ目を引くロゴといえばスノーピーク。
キャンプでコーヒーを飲んでる時にこのロゴがチラリと見えるだけで、なんとも言えない優越感があります。
フォルムに関しても底の部分は見事な曲線美で、口当たりの部分の仕上げも見事です。
この見た目が気に入ったなら、直感のままに手に入れることを強くおすすめします。
軽量・コンパクト
スノーピークのチタンマグを持った時の衝撃は今でも忘れられません。
とんでもなく軽い。
あの「ふわっと」持ち上がる経験をしたら、誰もがこのマグを欲しくなってしまうと思います。
シングルマグを買う時、チタンの軽さを経験したのは初めてだったこともあり、その瞬間に購入を決断しました。
実際に重量を測ってみるとこんな感じ。
さらにハンドル部分も折り畳み可能なので、ザックに収納する時にもかさばりません。
カラビナを使ってザックの外側に吊り下げるとオシャレ感もアップします。
スタッキングができる
さらに300には220がスタッキングできます。
注意点として、スタッキングできるのはシングルマグ同士でダブルマグとの組み合わせではスタッキングできません。
あとはチタンシングルマグ450には、同じくスノーピーク雪峰マグの300サイズもスタッキングできます。
荷物をできるだけ減らしたいキャンパーにとって、スタッキングに優れたチタンシングルマグは心強いギアとなるでしょう。
直火にかけられる(自己責任)
チタンシングルマグを直火にかけることはメーカーからは禁止とされています。
恐らく直火にかけると飲み口が熱を持ち、やけどの原因になるからではないかと推測されます。
あくまで使用は自己責任ということでご参考ください。
チタンシングルマグは構造上、直火にかけることが可能です。
ただし、熱した直後は飲み口がめちゃくちゃ熱くなるので、少し冷ましてから飲みましょう。
ちなみにダブルマグは直火厳禁です。
二重構造内部の空気が膨張して破裂する恐れがあります。絶対にやめましょう。
温め直しができる
さて、直火にかけられると何がそんなに良いかというと、温め直しができるからです。
例えばダブルマグの場合、確かに保温・保冷力はシングルマグより優れていますが、最終的に冷めてしまうことに変わりありません。
シングルマグの場合、どんなに時間が経っても好きな時に再び温めて飲むことができます。
別の容器に移して温め直すこともできますが、やっぱりめんどくさい(^^;)
私のようなずぼらキャンパーにぴったりなキャンプギアです。
焼き色がつけられる
金属は熱で変色する性質がありますが、チタンの場合は青色に変わります。
世間ではチタンブルーとも言われていて、なかなか味があってカッコいいです。
チタンブルーに育てる過程を楽しんだり、あえて自分で炙ってみたりと、アレンジの仕方はさまざま。
こうした経過を楽しめるというのみチタンシングルマグの魅力のひとつです。
炊飯も可能だけど…
フタがあれば炊飯も可能ですが、個人的にはおすすめしません。
チタンの性質上、火が当たるところに熱が集中して焦げ付きやすいからです。
通常のクッカーならそうした性質を理解したうえで使用するのはアリだと思いますが、チタンマグはあくまで飲み物のためギアです。
コーヒーを飲んでる時に焦げが浮かんでくるなんてことを想像すると、私だったらやりません(^^;)
ただ、キャンプでは想定外のことも起こるので、何かあった時の備えとして覚えておきましょう。
憧れのスノーピークを手の届くお値段で
スノーピーク製品は確かに優れたものが多いですが、お値段もお高め。
ハイエンドモデルのテントになると、平気で10万円を超えてきます(^^;)
チタンシングルマグならスノーピークブランドが手頃な価格が手に入ります。
チタン製&スノピブランドであること考慮すれば、良心的な価格でしょう。
スノーピークはクッカーに関しては割と良心的な価格。
スタッキングもしやすくなるので、クッカーはスノーピークで統一してみるのもアリです。
イマイチなところ
変色しやすい
チタンの性質上、仕方ないことなのですが、自然乾燥させるとけっこう跡が残ります。
さらに飲み口の跡もくっきり残ってしまいますので、道具を常にピカピカのまま使いたいような人には向かないでしょう。
逆に道具をガシガシ使って、傷や汚れも味があってカッコいいという方にはおすすめです。
保冷・保温はそこそこ
チタンシングルマグの保冷・保温力はそこそこで、正直あまり期待しないほうが良いかと思います。
体感では、室内であつあつのコーヒーが30分もすればぬるくなる感じです。
保温に関しては直火にかけて温め直しができますが、保冷の場合はそういうわけにはいきません。
冷たい飲み物をおいしく飲むのにはおすすめできないです。
その代わり、温かい飲み物なら直火にかけて温め直しができるのでおすすめです。
スノーピークチタンマグはこんな人におすすめ!
- 見た目にグッときた
- 軽量・コンパクトこそ正義
- 汚れや変色を味として楽しめる
- スノーピークブランドの入門として
- 温かい飲み物を中心に使う
以上、参考になればうれしいです。
スノーピークチタンシングルマグを片手にキャンプを楽しみましょう!