冬キャンプを快適に過ごすための最上位のキャンプギアは?と聞かれたら、迷わず薪ストーブと答えます。
そんな薪ストーブですが、冬キャンプ初心者にとってはハードルが高い存在かなと思います。実際に私もそう感じていました。
しかし、そんな冬キャンプ初心者にこそおすすめしたいのが、ウッドストーブサイドヴューです。
この記事では、ウッドストーブサイドヴューを初心者目線でレビューしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
ウッドストーブサイドヴューの概要
ウッドストーブサイドヴューはWild1というアウトドアショップで販売されている薪ストーブです。
Wild1オリジナルブランドのテンマクデザインと鉄のスペシャリスト集団WINNERWELLとのコラボ製品になります。
特徴は中の炎が見られるガラス面が両サイドについていること。このメリットはのちほど解説します。
サイズはMとLがありますが、大人数で使ったり、燃焼効率へのこだわりが無いかぎりはMで十分かと思います。
Lサイズはケースを含めた総重量が16kgを超えるのに加え、サイズもひとまわり大きくなるので、持ち運びや保管に苦労しそうです。
良いところ
あったかい!
ウッドストーブサイドヴューのテント内での使用はメーカーではは推奨されていません。
火事や一酸化炭素中毒などの危険があり、最悪の場合は死に至ります。
あくまで自己責任ということで、参考にしてください。
薪ストーブ全般に言えることかもしれませんが、めっっっちゃあったかいです。
もうこれ無しでは冬キャンプはできそうにありません。
今まで氷点下の中を厚着とカイロで震えながらやり過ごしてたことを思うと、私にとっては破壊的イノベーションでした。
ただ、薪ストーブ単体で使用すると空気の循環が足りず、真冬のキャンプで使うならストーブファンがあったほうが良いと思います。
これがあるのと無いのでは、体感でかなり差が出ました。
数千円の出費にはなりますが、用意しておいた方が安心です。より快適に過ごせます。
ガラス窓から炎のゆらめきが見られる
私がウッドストーブサイドヴューを選んだ一番の決め手はコレ。
暖かいテントの中で炎のゆらめきを見ながらの冬キャンプ。最高の贅沢です。
炎のゆらめきというのは、どうしてこんなにも人の心を落ち着かせるのでしょうか。
この価格帯の薪ストーブでガラス窓のついた薪ストーブは見かけたことがありません。
さらに、薪の燃え具合がひと目で分かるので、うっかり火が消えてしまうことも防げます。
ワンセットで購入できる
薪ストーブはパーツを買い足さなきゃならなかったり、収納に困ったりしますが、ウッドストーブサイドヴューなら収納ケースも含めてワンセットで購入できます。
余計なことを考えず、このセットさえ買ってしまえばすぐに薪ストーブを使えるというのは、ズボラな私にぴったりでした。
注意しなければならないのが、煙突ガードがついていないこと。
タープと連結して使ったり、メーカーからは推奨されていませんがテントの中で使ったりする場合はこのオプションは必須でしょう。
自作するという方法もありますが、面倒くさい(^^;)
せっかくメーカー純正オプションとして販売されているのだから、使わない手は無いと思います。
組み立てが簡単で設置しやすい
ウッドストーブサイドヴューの組み立ては超簡単。
ワンタッチ開閉の脚を開いて順番に煙突を挿すだけ。
固定に関しても脚の部分にペグを挿す穴があるのに加え、煙突最上部のスパークアスレーターにはロープを固定できる金具がついています。
さらに脚の部分に穴が開いており、ペグを打つだけで簡単に固定できました。
収納力が高い
薪ストーブは煙突の収納に困ったりしますが、ウッドストーブサイドヴューは煙突を全てストーブ内部に収納することができます。
入れ方は多少工夫が必要ですが、そんなに苦労することは無いです。
裏ワザとして、天板のフタを外して上から調整するとより収納しやすくなります。
さらに、ウッドストーブサイドヴューには専用ケースがついてきますが、これがかなり優秀。
メインの収納部以外にもサイドに2つ収納部があり、ここに一酸化炭素チェッカーや薪割り用の斧などを入れておくことができます。
上部には固定用のベルトもついており、煙突ガードをとりつけておくのにピッタリです。
収納するとコンパクトになるので、家で保管する時にも場所をとりません。
調理がしやすい
ウッドストーブサイドヴューは暖房としてだけでなく、調理の熱源としても活用可能。
空気調整が可能で火力のコントロールがしやすく、天板のフタを外せば直火料理をすることもできます。
さらに、サイドにステンレス棚がついており、調理器具を吊り下げたり、料理の仮置ができてとても便利です。
豊富なオプション
ウッドストーブサイドヴューは販売元はWild1というアウトドアショップで、豊富なオプションを用意しております。
延長用の煙突、ウォータータンク、プロテクターなど、オプションで欲しい物はほぼそろいます。
わざわざ他で合うものを探す必要がなく、純正オプションで対応できるのはとても楽です。
イマイチなところ
中途半端な火力ではガラス窓が煤で曇る
炎のゆらめきが見られるガラス窓ですが、中途半端に燃やすと煤で黒くなり、中が見えなくなってしまいます。
最初はこれでは意味ないじゃん!と思いましたが、火力を強めると煤は自然に消えました。
使用後に拭き取っても良いですが、煤は自然にとれそうなので、個人的にはあまり気にする必要はないと思います。
熱膨張で煙突が取れにくくなる
連結式煙突の薪ストーブに共通の悩みではあろうかと思いますが、使用後は熱膨張によって煙突が抜けにくくなります。
注意点として、抜けやすくするために焼きつき防止耐熱潤滑剤を使用することはメーカーでは禁止としています。
使用を重ねるとタールがたまり逆に煙突の掃除がしにくくなり、発火の危険もあるとのこと。
解決策として、完全に冷えたのを確認しスプレー式の防錆潤滑油を吹き付けて外し、よくふき取る事を推奨しております。
あとは、つなぎ目を叩いたり回したりしながら抜けば意外と抜けるので試してみましょう。
ウッドストーブサイドヴューはこんな人におすすめ!
- 薪ストーブ初心者
- 炎のゆらめきを心ゆくまで眺めたい
- 組み立て・設営を簡単に行いたい
- 調理のしやすさを重視する
- オプションにもこだわりたい
以上、参考になればうれしいです。
ここまでご覧いただきありがとうございました。